m-a-p-s.biz.ニュース

あらゆるジャンルのニュース情報を紹介

ステージ4 余命 について

ステージ4 余命 について書いてみました。ステージ4、余命、癌の進行度はステージという言葉で表されます。癌におけるステージというのは、体内にどれくらい癌が広がっているのかを示す目安となるもので、ステージには1~4があり、ステージ4は最も進行した段階のことを指します。

 

ガン 種類別のステージ4の状態と余命

 

ステージ4の状態は、ガンの種類によっても異なりますが、基本的には「ガンが元にあった箇所からはなれて、遠くの臓器にまで転移した状態」を指します。

 

こうなると、元の箇所にあったガンだけを切除してもその後の改善かなり厳しいため、一般的にはもう切除手術は難しくできないのが現状のようです。

 


ガンの種類別・ステージ4(末期がん)の症状

ステージ4(末期がん)の症状は、患者さん一人ひとりの転移の状態によって異なるよですが、一般的によく見られる症状について書いてみました。

 

胃がんの末期症状

 末期の胃がんでは、まず消化に支障が出てきますので、食欲不振や吸収不良による体重減少が起こりやすくなりまた、腫瘍によって胃の通過が悪くなることで吐き気が出ることも少なくありません。

 

転移による症状としては、骨転移による痛みや骨折、また肺転移した場合は咳や息苦しさなどがみられます。特に胃がんが転移しやすい肝臓は、かなり進行してからみぞおちの痛みやしこり、黄疸や全身倦怠感などが出てきます。腹膜播種が進行すると腹水がたまり、お腹が膨れ上がることもあります。

 

肺がんの末期症状

肺がんのステージ4では、転移した臓器よってさまざまな症状が出るほか、胸膜播種を起こして胸水がたまるようになると、呼吸困難が起こりやすくなります。また腫瘍が大きくなると咳や喀血、呼吸状態の悪化がみられ、酸素吸入が必要になることもあります。

 

他には、肺の腫瘍で上大静脈が圧迫されるようになると、上半身に血がたまるようになり、顔や首が腫れることもあります。

 

大腸がんの末期症状

大腸がんも、転移した臓器によってさまざまな症状が考えられます。腹膜播種を起こした場合は腹水がたまり、お腹がパンパンに膨れることもありまた腫瘍がおおきくなって腸をふさぎ、腸閉塞(ちょうへいそく)になることもあります。

 

前立腺がんの末期症状

前立腺がんは一般的に進行が遅いのが特徴ですが、末期では排尿障害(尿がでにくくなる)や骨転移にともなう痛みなどがでる場合があります。またリンパに転移した場合は下半身がむくみやすくなります。

 

乳ガンの末期症状

乳がんは進行すると骨に転移することが多く、痛みや骨折などがみられることがあります。また肺に転移した場合は咳や血痰、脳に転移した場合は頭痛や吐き気など、転移した臓器によっても色々な症状が出てきます。

 

ガンの種類によってステージ4の状態はさまざまですが、いずれにしても、共通していえるのは「手術は難しい状態」ということと「放置すると6ヵ月以内に命の危険がある」場合が多いということです。

 

 

ステージ4における余命について

 

ガンの進行度はステージという言葉で表されますが、余命というのは、医師が経験に基づいて予測した生存期間のことをいいます。一概にステージ4だからと言って、余命があとどれくらいなのかをハッキリ決まるわけではなく参考程度となるそうです。

 

ただ、末期の症状であれば、当てはまる確率が高くなるそうで、余命と同じような意味で、癌の治療を評価するのに「5年生存率」が使われています。

 

【胃ガン】

胃ガンのステージ4と診断されるのは、複数条件あるそうですが、ステージ4での5年生存率は7.5%で、手術をした場合は14.3%

 

【肺ガン】

ガンの大きさや深さに関係なく、悪性胸水(胸水の中にガン細胞がある場合)や他の臓器へ転移があるとステージ4で、5年生存率は4.9%で、手術をした場合は11.6%

 

【乳ガン】

大きさや皮膚の変化の有無にかかわらず、他の臓器への転移があるとステージ4で、5年生存率は35.0%、手術をした場合は43.5%