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パラチオンメチル 毒物 について

パラチオンメチル 毒物 について書いてみました。日本では特定毒物であるパラチオンメチルは、メチル パラチオン (Methyl Parathion) とも呼ばれ農薬や殺虫剤に含まれる成分で、結晶の形は様々、無色または白色の固体で、一般名及び別名としてパラチオンメチル毒物とも呼ばれています。

 

 

パラチオンメチルは特定毒物!国内農薬登録は失効、使用についても既に禁止、!

 

毒物 パラチオンメチルの概要


用途:

有機リン系の殺虫剤・農薬として稲、小麦、野菜、果樹等に使用されていました。


国内登録の有無:

パラチオンメチルは日本国内で以前使用されていましたが、昭和 46 年に農薬としての登録は更新されず失効、使用も禁止されており、それどころか毒物及び劇物取締法の特定毒物に指定されているくらい、現在では命に関わる非常に危険な薬物として認識されています。

 

日本国内や海外での残留基準設定状況:

アメリカ、オーストラリア、EU 等では残留基準が設定されており、日本においては、主要な農作物に残留基準が設定されているほか、農薬が基準を超えて残留することのないよう、農林水産省が、残留基準に沿って、農薬取締法により使用基準を設定してる「ポジティブリスト制度導入に際して、アメリカ、オーストラリア、EU 等における基準を参考に、暫定基準が設定されています。

 

国内外での一日摂取許容量

 

パラチオンメチル

国際機関(JMPR)基準

 

・24 時間又はそれより短時間の口の中への摂取により健康に悪影響がないと推定される量(ARfD):

0.03 mg/kg 体重/日

 

・毎日一生食べ続けても健康に悪影響が生じないと推定される量(ADI):

0.003mg/kg 体重/日


※わずかな量でも口に入ると体に悪影響が生じる

 

 

パラチオンメチルの性質について


構造式はパラチオンと類似しており、農薬として使用するにはパラチオンより不安定で分解しやすいため威力は弱いですが、殺虫剤としてなど即効性の殺虫能力はパラチオンをはるかに上回ります。

 

パラチオンメチル日本での使用状況

日本では1952年(昭和27年)1月24日に農薬登録を受け、「ホリドール」等の商品名で有機リン系殺虫剤として稲のニカメイチュウ・カメムシ・ウンカ、果樹のアブラムシ・ハマキムシに使われていましたが、1971年(昭和46年)11月9日に農薬としての登録は失効しています。

 

パラチオンメチルの毒性について

パラチオンメチルの毒性はパラチオンの3分の1程度となっていますが、口の中へ摂取した際はかなり危険であるとされており、許容量を超えると死に至ります。2008年(平成20年)2月20日に中国製の冷凍食品からパラチオンメチルの検出が判明し大問題になっています。(中国産食品の安全性)

 

パラチオンメチルの購入方法


パラチオンメチルは毒性が強いため、日本国内では試薬としての購入はできるそうですが、一般での購入はできないようになっています。国内での農薬登録も毒性が強いために失効しています。