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香林坊「にし川」完全閉店について

香林坊「にし川」が2017年1月15日をもって完全閉店することになりました。


香林坊「にし川」37年営業の名物ステーキ店が来年1月閉店

お店情報

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店名:ステーキハウスにし川  
   レストラン · 香林坊

所在地: 〒920-0961 石川県金沢市香林坊2丁目12−34 ニュー香林坊ビル 2F
電話: 076-221-6523
営業時間
ランチ:11:30~14:00(ラストオーダー13:45)
※火・木・土のみ営業
ディナー:17:00~22:00(ラストオーダー21:30)
※2017年1月15日をもって完全閉店
店内:カウンター6席・テーブル席1席
定休日: 月曜日


気取らないステーキ店として評判に

「ステーキにし川」は香林坊で37年の長きにわたって営業を続けてきた名物店。その名物店である「ステーキにし川」が2016年1月15日を持って完全閉店することになりました。名物である理由の一つが、オーナーでシェフの西川進三さん(70歳)と妻の外志子さん(67歳)の接客にありました。

気取らないステーキ店の雰囲気を大切にして、そして何よりもオーナーでシェフである西川進三さん(70歳)と妻の外志子さん(67歳)の楽しくおおらかな接客が、安らぎのあるくつろげるステーキ店と評判を呼び、しかもランチステーキは1千円台なのにとても美味しい定食を提供し続ける経営努力も、名店として多くのファンを引き付けていきました。お客さんの6割はほぼ常連さんでオープン当初からの長いお付き合いのお客さんもいるといいます。

しかし、長時間の立ち仕事、時には重いもの持ったりと高齢による体力の衰えを感じる日々が続くことからついに閉店を決めました。

 

オーナーシェフ西川進三さん

オーナーでシェフの西川進三さんは、中山間地域の堂町出身、中学卒業と同時に、獅子吼高原(白山市)の食堂で調理師として働き、料理の腕を磨きました。店を変え、金沢市内のステーキ店で7年間働いた後、1980(昭和55)年8月、33歳の若さでで独立、現在の香林坊2丁目にお店を構えました。

当時はバブルの時代とも重なり、老夫婦から若いカップルまで幅広い年代層が訪れたほか、企業の接待の場としてもよく使われたといいます。

肉は能登牛などの国産和牛を使い、ライスはもちろん国産、県内産コシヒカリを使用。ステーキを気軽に食べてほしいとの思いから「お箸で食べるステーキ」のキャッチフレーズを掲げ、昼限定で定食は1千円台としました。

有名人としては歌手の北島三郎さん、俳優の市村正親さんらも訪れ、歌手の椎名林檎さんからは「金沢に行くならこの店」と紹介を受け、来店した人もいたといいます。

オーナーシェフの西川進三さんは5年ほど前から足腰を悪くし、長時間の立ち仕事がとても辛くなってきていました。

奥様の外志子さんは「長いようであっという間の37年。本当にお客さんに恵まれた」と振り返ります。「本音を言えば、体の持つ限り続けたい」と胸の内を明かすオーナーシェフの西川進三さんは、閉店後について「体を休めながら、ゆっくり趣味の園芸をやりたい」と話していました。