シャーク土屋の画像とプロフィールについてまとめてみましたが、超戦闘プロレス「FMW」後楽園大会が11月24日行われ、シャーク土屋の引退セレモニーもこの時行われました。
シャーク土屋は糖尿病で右足切断、そして乳がんで右胸も全摘、懸命のリハビリを行う中プロレス界引退を決断
シャーク土屋のプロフィール
本名:土屋 恵理子
リングネーム:シャーク土屋
身長:170cm
体重:88kg
生年月日:1970年2月19日(46歳)
出身地:東京都練馬区
所属:FMW→フリーランス(現在)
デビュー戦:1989年10月6日
スポーツ歴:ソフトボール
シャーク土屋は1990年代から2000年代にかけて活躍した歴代悪役女子プロレスラーの一人
ソフトボール好きで以前選手であった彼女は、当時はプロレスラーになるつもりなど全くなく、デザイナーとしてプロレス団体FMWの団体マークを自身で製作しそれを売り込みに行った時、その体格の良さに目を留められプロレスラーとしてスカウトされました。
プロレス団体FMWの初期のマークである、「ファイティングポーズをとった人間がシルエットで描かれた」FMWの団体マークは、「シャーク土屋」自身の作品です。
1989年10月6日、FMWが旗揚げする日、露橋スポーツセンターにおける対ウィッチ・ウォリアー戦に、「里美和」・「松田久美子」をパートナーとしてデビューしました。
「シャーク土屋」は大柄な体格とパワーを生かし、「工藤めぐみ」の向こうを張る大型の悪役として頭角を現すようになります。デヴュー当初は「コンバット豊田」を頭に、「シャーク土屋」と「前泊よしか」の3名が悪役ユニット「コンバット・アーミー」として活躍。そして「工藤めぐみ」らの正規軍と戦うという構図で試合を行っていましたが、後に「シャーク土屋」と「前泊よしか」の2名が「コンバット・アーミー」を離脱したことから、今度はタッグチームとして、以前悪役ユニットを組んでいた、「コンバット豊田」・「工藤めぐみ」のペアーと戦う構図へとなっていきました。
全日本女子プロレスとの戦い
その後、「前泊ほしか」とともに、当時全日本女子プロレスWWWA世界タッグチャンピオンであった「山田敏代」と「豊田真奈美」の最強と言われていたペアーに戦いをしかけ、全団体を巻き込んだ対抗戦時代が開始されますがイロイロと問題もあったようですが当時の女子プロレス人気に拍車を掛けることとなります。
このFMW時代では「工藤めぐみ」らとともにプロレス女子部門の柱として活躍し、悪役ユニット「猛毒隊」を結成、「ミスター・ポーゴ」から火炎噴射や鎖鎌攻撃を学びます。
1997年4月29日、横浜アリーナで開催された、ノーロープ有刺鉄線電流爆破地雷デスマッチで先輩レスラーである「工藤めぐみ」の引退試合の相手を務めました。
フリーランスへの転身
1998年に「シャーク土屋」はFMWを離脱します。そして当時クラッシュ・ギャルズで一世を風靡した「長与千種」が設立した女子プロレス団体,LLPW「GAEA JAPAN(ガイア・ジャパン)」に戦いの場を移し、当時絶対的人気を誇っていた「神取忍」「長与千種」らの人気絶頂ベビーフェイスレスラーに対抗する悪役レスラーとして活躍していきます。
そしてLLPWの人気レスラー「イーグル沢井」率いる「平成GUREN隊」、Jd'の「ライオネス飛鳥」率いる「裁恐軍」と合体して「平成裁恐猛毒GUREN隊」を結成しFMW・Jd'等女子プロレス戦国時代ともいわれたこの時期大活躍を見せます。また男性レスラーである、「冬木弘道」らともこの時期対戦しています。
2003年にはJWPに定期参戦し、当時フリーでだった「倉垣翼とも「猛毒隊」として共闘しますが、しばらくして「猛毒隊」は解散します。
そして、2004年11月3日、LLPW「GAEA JAPAN(ガイア・ジャパン)」の後楽園ホール大会では、現役復帰した伝説の悪役「ダンプ松本」とタッグを結成し、
「長与千種」&「ライオネス飛鳥」&「永島千佳世」
VS
「シャーク土屋」&「ダンプ松本」&「ZAP・T」
でクラッシュ2000と流血の試合を展開しファンを沸かせました。
その後、整体関係の仕事をしつつプロレスラーとして活動、2010年にはFMWを復活させた「スーパーFMW」に参戦していきます。
しかし2015年8月、以前から体調不良で高熱が続くなどを訴え埼玉県越谷市内の病院に入院。
膵臓機能障害による1型糖尿病と診断され右足の指を3本切除しました。しかしその後の状態がかんばしくなくやむなく右足の膝から下を切断し義足を着用することなります。
そしてさらに乳がんも見つかり右胸も全摘出しました。懸命にリハビリを行っていましたが、最終的に女子プロレスラーとしての活動を断念、2016年11月8日に現役引退を表明。2016年11月24日、超戦闘プロレスFMW後楽園ホール大会で、引退セレモニーを行いました。