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「グルテンフリー」の美容効果と小麦を止めるとナゼ健康になるのかについて

グルテンフリーは、小麦大国アメリカで一大ブームとなり、今やその人気が日本にまで波及し、美容効果や健康にいいなどとして多くのモデルや一流スポーツ選手、芸能人などが取り入れ始めている食事法、“グルテンフリー”。グルテンは小麦のタンパク質。この小麦を止めるとナゼ健康と美容効果にいいのかについて書いてみました。

「大好きなパン」があなたの疲労と病気をつくっていた!

ジョコビッチ選手を変えたグルテンフリーの食事法

現在、男子テニス世界ランク第1位のジョコビッチ選手。彼の著書、『ジョコビッチの生まれ変わる食事〜あなたの人生を激変させる14日間プログラム』が、現在10万部を超え、アマゾンでも総合第3位に入るなど、驚異的な売り上げを見せています。

 

ジョコビッチ選手は、ある食事法を取り入れた途端、いきなり3つのグランドスラム大会を制し、一躍、世界ランキング1位に輝き、現在でも絶好調をみせ、2015年大会ではウィンブルドンや全米オープンなどグランドスラム大会3勝。さらに4度目の年間世界ランキング1位が確定するなど、驚異的な強さを見せています。

彼が激変できたのは食事法を換えたことが最大理由で、それこそが、今や多くの一流スポーツ選手やスーパーモデルなどが取り入れ始めている食事法、“グルテンフリー”だったのです。

 

グルテンフリーとは?

グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦等に含まれるタンパク質。このグルテンのアレルギーを持っていて、小麦などの穀物を食べると、息切れやめまいといったさまざまな不調を起こす人が、意外にも多いらしく、ジョコビッチ選手は、そのアレルギーの持ち主でした。そこで、パンやパスタなど、グルテンを含むあらゆる小麦製品を断って、健康を取り戻そうとしました。それが、グルテンフリー食事法です。

グルテンフリーで得られる効果

グルテンフリーの食事法を14日間取り入れたところ、ジョコビッチ選手は、1週間たったあたりから、次のような効果があったそうです。

・体重が減少した

・身体が軽くなり、やる気が湧いてきた

・長年悩まされていた鼻詰まりが消えた
・脳内の霧が晴れ、思考が明瞭になった

そして、試しにその後再び小麦製品を摂取したところ、あっという間に、めまいとさまざまな不調が再発したといいます。

いつも身体が重い、すぐ気弱になる、という人。「ストレスのせいだ」と片付けている人、試しに14日間だけ、小麦製品をやめてみてる価値、あるかもしれません。

グルテンフリーはダイエットに最適

小麦は糖分が多いので、血糖値を急激に上げてしまう性質があります。糖質の多いものを食べると、身体は血液から血糖を取り除こうとします。そして脂肪細胞を血中にたくさん送り込んで、血糖を取り込ませようとするのです。

逆に考えれば、小麦製品を食べないようにすると、血糖値が急激に上がらず、脂肪細胞を血中に送り込む必要もなくなる。つまり、太りにくくなるのです。

 

実際にジョコビッチ選手は、グルテンフリーの食事を始めてから、それまでなかなか落ちなかった体重が5kgも落ち、身体が軽くなったと言います。グルテンフリーは健康的に体重を落とせるので、ダイエットをしている人にもお勧めの方法といえるかもしれません。

また、小麦(グルテン)を取らないようになると、血糖値があまり上がらないようになり、その結果として、太りにくく燃焼しやすい身体へ変わることができるそうです。脂肪もつきにくくなり、ダイエット効果が期待できるといわれています。

中性脂肪を下げる

血糖値を上昇させて糖化を促進させるのがグルテンです。取りすぎてしまうと体内に脂肪を溜め込んでしまいます。グルテンを取らない生活を送ると中性脂肪を下げてくれます。

美肌効果がある

グルテンフリーが美肌につながるとされる理由はいくつかあるそうです。まず、腸がきれいになって免疫力が高まることで、しわやたるみができにくくなるそうです。また、血糖値の上昇が抑えられて、インスリンの分泌が抑制され、皮脂腺への刺激が少なくなる。 そして、肌を老化させくすみやすくする「AGEs」という物質の生成が抑えられるそうです。

グルテンフリー生活のおススメ!

最近は健康志向の高い海外セレブなどの間ではこのグルテンフリーの食生活に目覚め、健康的な生活を送っている方が増えていると聞いています。

理由は昔の日本ではあまりグルテンを摂取する生活を送っていませんでした。つまり、和食中心の食生活を送っていたからです。一度、日本食に立ち返り、健康食生活を過ごすのもいいかもしれません。すでに海外ではそうなっているといえるのではないでしょうか。

なぜ小麦が体によくないのか?

日本は小麦の全消費量の85%を輸入に頼り、しかもその6割はアメリカ産が占めていますが、現在アメリカで収穫されている小麦は、20世紀後半に行われた遺伝子研究によって形質転換されたもので、本当に天然の小麦とは明らかに異なります。

 

アメリカの医師ウィリアム・デイビス博士は、「現在の小麦が本物の小麦なら、チンパンジーは人間だと言うようなもの」だと指摘し、この形質転換された小麦が肥満、高血圧、糖尿病、そして心臓疾患の原因になっており、患者2000人に独自の「小麦抜き」の食生活を実践してもらったところ、病気や疾患が見事なまでに回復する結果になったと同医師は述べています。

 

実際、どこのスーパーに行っても、パン、ベーグル、シリアル、そしてパスタなど小麦食品だらけで、高度成長期以降、「日本食は欧米食よりも劣っている」という考え方から、欧米食生活が一気に日本に流入し、日本人の食生活が一気に変わってしまいました。

しかし、日本がアメリカから輸入している小麦は収穫量を増やすために、病気や日照り、そして高温に耐えるように品種改良したもので、大幅に形質転換された品種の小麦は、人工的な硝酸塩肥料や有害生物防除なしでは育だちません。

さらに、日本が輸入している小麦は輸送中にカビが生えないよう、発がん性のある防腐剤が大量にふりかけられており、このような輸入小麦が、パン、ラーメン、パスタ、そしてお好み焼きなど実際に日本の食の現場で使われています。

「小麦は食べるな!」

「小麦は食べるな!」の著者、ウィリアム・デイビス博士(アメリカの医師)によれば、現在北米の小麦農家の平均収穫量は100年前と比べて、10倍を超えており、食生活に小麦が取り入れられたことで、食品業界や製薬業界が信じられないほど大儲けしたことを述べています。

また、乳ガンはもともと欧米に多い病気で、ここ最近日本でも乳ガン患者が急激に増えています。料理評論家の幕内秀夫さんによれば、乳ガンの患者さんで、朝にパンを食べている方の割合は、40歳以上で7割、20代、30代では8割に上ると言われています。

そもそも、食事というのは、「その前の食事で何を食べたか」の影響が非常に大きく、例えば朝食にしっかりご飯を食べたら、昼食までそれほど強烈な空腹に襲われることなく、自然とウドンやそばなど軽めの食事でも満足できますが、パンは高脂肪のわりに腹持ちが悪いため、昼食はラーメンやパスタなど高脂肪の食事をガッツリ食べたくなってしまいます。

乳ガンになる患者さんの7,8割は朝食にパンを食べている?

女性のガンの中で患者数がもっとも多い「乳ガン」。現在、日本では約20人にひとりの女性が乳ガンを経験するといわれています。女優の田中好子さんをはじめ、著名人・有名人が乳ガンで亡くなるといったニュースが絶えない中、あまり知られていませんが、食生活が大きく関係しているらしく管理栄養士であり、“食”のスペシャリストの幕内秀夫氏は、「乳ガンほど食事の影響が大きい病気はない」といいます。食の欧米化が進んだ結果、スパゲティやサンドイッチなどの“カタカナ食”やパン食が増え、乳ガン患者の7割以上が朝ごはんにパンを食べているというのです。

 

また小麦は脳にも大きな影響を与え、小麦を取り続けることで脳が、「もっとカロリーを摂取しろ。」と指令を出したり、活力や気分、そして睡眠の作用にも障害をもたらします。

アメリカの医師ウィリアム博士は小麦について疑問を感じた時のことを次のように述べています。

「私は奨学金をもらって大学に行きました。大学からは大量の食券をもらったので、朝食を食べるためにカフェテリアに飛んでいきました。貧しかった私にとって、ホットケーキ、ベーグル、パンなどが好きなだけ食べらる環境は夢のようでした。しかし、どれだけしっかり睡眠をとっても、何杯コーヒーを飲んでも、私の体は常に疲れており、授業ではいつも眠くなってしまいました。最終的には大学をドロップアウトしなければならなくなったのですが、大学から出たあとは、気分がかなりよくなりました。」と著書に綴っています。

疲れていると感じる原因の多くは「小麦」にある。

コロンビア大学の研究によれば、小麦を断つことによって一年以内に肥満の患者が半分に減り、太り過ぎだった被験者の50%以上が平均で12キロ減量しました。

小麦が人体に与える影響として、血糖値の大幅な上昇、病気や老化の原因となる糖化反応、神経障害、そして糖尿病など、体への悪影響を与えればきりがありませんが、ウィリアム博士は小麦を食べない分、野菜やナッツ、肉、卵、オリーブ、アボカド、チーズといった「本物の食品」でお腹を満たすことで、栄養不足になるどころかもっと健康になり、よく眠れるようになると述べています。

まとめ

そもそも食というのは、「全人類に共通して良いもの」があるわけではなく、その国、その地域など、それぞれの「風土に合った食事」というものがあり、それを摂取することが一番だと言われています。

小麦製品が一方的に悪いと言うわけではなく、日本人には日本に合った食文化があり、欧米人の食文化をそのまま自分に取り入れるのではなく自分に合ったようにアレンジして自分の体は自分で守って行くことが大切なのではないでしょうか?

 「参考」小麦製品の一例

 1.小麦、大麦、ライ麦を含むもの。(パン、パスタ、マカロニ、ピザ、ラーメン、うどん、素麵、餃子の皮、麩、スポンジケーキ、クッキー、など)

2.揚げ物(衣に小麦粉を使用しているもの)、天ぷら
3.麦茶 (麦茶は大丈夫、という説もあり)
4.そばは十割そばならOK
5.ビール
6.醤油 (原料に大豆と小麦が1:1で含まれるものがほとんど。小麦を使用していない醤油ならOK。ただ、醤油に含まれる小麦は醗酵・貯蔵の過程でグルテンの成分はなくなる、ともいわれてます。一方で醤油で症状が悪化する人もいます。)
7.フライドポテト(小麦粉をまぶしている場合もあり。ポテト自体にグルテンは含まれませんが、小麦粉を衣にしたものを揚げた油にはグルテンがまじっていたりします)

GLUTEN FREE in JAPAN 「グルテンを含む食べ物」サイトより