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アル・ジャロウ 名曲 ヒット曲 について

アル・ジャロウ  名曲 ヒット曲 について書いてみました。アル・ジャロウは、ジャズはもちろんのこと、ポップの分野でも活躍した、 広い声域とソフトで伸びやかな歌声、中でも声を一つの楽器として表現するスキャットは卓越したボーカル・テクニックで彼の特技ともいえ、優れた個性を確立しているアメリカのジャズミュージシャンです。

 

アル・ジャロウは、名実ともに「ジャンルを超えたスーパー・ヴォーカリスト!」

 

アル・ジャロウのプロフィールと経歴

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基本情報

出生名:Alwyn Lopez Jarreau(アーウィン・ロペス・ジャロウ)

生年月日:1940年3月12日(76歳)

出身地:アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 ミルウォーキー

ジャンル:ジャズ・ポップ・R&B(アール・アンド・ビー)

職業:歌手

担当楽器:ヴォーカル・パーカッション

レーベル:リプリーズ/ワーナー・ブラザース・レコード/GRP/コンコード/ライノ

 

公式サイト 

http://aljarreau.com/

 

 

経 歴

カウンセラーの仕事から、音楽の世界に転進し、長い下積みを経てデビューを果たした「遅咲きの苦労人」のアル・ジャロウ。

 

1970年代半ばにジャズ・シンガーとしてデビューしましたが、それからすぐに、これまでの正統派ジャズの枠を超える、百年に一人と言われるくらいの素晴らしい個性を発揮していきます。

 

 

アル・ジャロウのそ卓越した特技(特徴)は、柔らかくも声量感たっぷりの歌声と、その声を「楽器のごとく」変幻自在に駆使する、「スキャット」のテクニックだといわれています。

 

 

「スキャット」とは、主にジャズで使われる歌唱法で、「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」「パヤパヤ」といったような意味のない音をメロディーにあわせて即興的(アドリブ)に歌うことで、「歌」というよりも声を一つの楽器として表現するテクニックのことをいい、

 


アル・ジャロウのそれは、ラップシンガー顔負けの、凄まじい速さで繰り出す、まるでマシンガンともいえる「スキャット」。人間楽器、ともいえる声、声、声の嵐。どんなに熱くなっても、音程をはずさず、正確無比なリズムを誇る様はまさに圧巻、コンサートではファンを一瞬で虜にし、また彼は、技巧やテクニックだけではなく、彼の心の暖かさからくる歌声は、まさに歌うために生まれてきた男と言われています。

 


今でこそ、アル・ジャロウと並ぶ器楽的唱法スキャットを特徴とするジャズシンガー、「ボビー・マクファーリン」などの活躍で「楽器的スキャット」が認知されていますが、アル・ジャロウがデビューした1970年代当時はジャンルを超えて大活躍をする彼にたいし、「邪道だ」、「キワモノだ」、などと批判する音楽批評家がそうとういたそうです。

 

 

しかしそんな偏見をものともせずアル・ジャロウは、偉大なミュージシャンとしてその音楽性の高さでリスナーのみならず、プロのミュージシャンからも一目置かれる存在となっていき、名だたるミュージシャンがアル・ジャロウとの共演に燃え、さらなる名ステージ、名アルバムを生み出していき、ドラムスの神といわれている、スティーブ・ガッドとの共演はまさに圧巻。

 


そしてその結果、アル・ジャロウは、ジャズ、POPS、R&B(リズム・アンド・ブルース)の3部門で、グラミー賞を受賞します。

 


これまでのグラミー賞の歴史の中で、ジャズ、POPS、R&B(リズム・アンド・ブルース)の3部門全てで、グラミー賞を受賞しているのはアル・ジャロウのみ、これを達成した快挙はまさに偉大な金字塔を打ち立てたといえます。

 

 

 30年間以上の長きに亘り、ジャンルを超えて音楽の感動を与えてくれた、天才ボーカリスト!

 

アル・ジャロウの名曲

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スペインでのライブ映像の名曲(1990)

https://www.youtube.com/watch?v=ugy0-t9QBL8&hl=ja&gl=JP

 

1976年:2ndアルバム(CD)『GLOW』/アル・ジャロウ独特の人間楽器テクニックとPOPS曲の見事な歌いこなしが楽しめます。

 


1983年:アルバム(CD)『JARREUA(ジャロウ)』/ポップス系の名盤

 


1992年:アルバム『Heaven and Earth』/

アル・ジャロウのR&B(リズム・アンド・ブルース)味わえる作品で聴きやすい一枚。/グラミー賞最優秀R&Bボーカル・パフォーマンスを受賞。

 


『BREAKIN’ AWAY』/グラミー賞最優秀POPSヴォーカル・パフォーマンス賞 受賞(アル・ジャロウのジャズテイストを盛り込んだPOPSと高速スキャットが炸裂する彼の真骨頂ともいえるアルバム)

 


2004年:アルバム『Accentuate the Positive』/
60歳を超え、枯れたしみじみ感を出すアル・ジャロウの歌唱力が伝えるジャズのスタンダード的感動の1枚。

 

まとめ

 日本にも彼の素晴らしさは伝わってきていたそうですが、ジャズ、ソウル、ブラック・コンテンポラリー、ポップス、ファンク、R&B…と幅広い才能のアル・ジャロウは名実ともに「ジャンルを超えたスーパー・ヴォーカリスト」といえます。

 

音楽好きのあなたなら、ぜひ、この才能に触れてみてはいかがでしょうか。