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アッキード事件 誰から について

アッキード事件 誰から について書いてみました。アッキード事件とは誰から出た発言かというと、2017年3月2日の国会、衆議院予算委員会で自由党の山本太郎氏が安倍晋三首相へ言った、学校法人の国有地払い下げ問題のことです。

 

安倍首相不快感、山本太郎氏の「アッキード事件」発言。委員長は不適切な言葉と注意!

 

「アッキード事件」発言、ことの経緯

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2017年3月2日参院予算委員会、安倍晋三首相への代表質問での一幕で、自由党の山本太郎参院議員は安倍晋三首相に質問した際、安倍晋三首相の妻、昭恵夫人が、国有地売却の経緯が問題視されている学校法人「森友学園」が、開校予定の小学校「瑞穂の國記念小學院」の名誉校長を辞任したことなどを念頭に、

 

安倍晋三首相の夫人、安倍昭恵さんの名前と、1976年(昭和51年)2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件の田中角栄元首相らが逮捕された「ロッキード事件」を組み合わせて「アッキード事件」と表現しました。

 

さらに自由党の山本太郎参院議員は、『この「アッキード事件」で、誰より詳しい方に国会に来てもらいたい』とも述べ、安倍晋三首相の妻、昭恵夫人の参考人招致も求めています。

 

安倍首相「アッキード事件という言い方は限度を超えている」

 

しかし、今国会衆議院予算委員会の委員長である山本一太氏は、この発言を問題視。与野党の理事と協議を行い『不適切な言葉があるという指摘があり、後日、理事会で速記録を調査の上、適切な措置を取る』と注意を促しました。

 

そしてその後、安倍晋三首相も答弁に立ち、『少し言葉の使い方に気をつけていただきたい。『アッキード事件』という言い方は、限度を超えている。この問題の核心とは関係なく、人の名誉を傷つけるために、委員会の場を活用することは不愉快、遺憾であるということは申し上げておきたい』と山本太郎議員にくぎを刺す発言を行っています。

 

また、山本太郎参院議員は、今回の一連の問題に関し、「(学園側に)迷惑をかけられたように言うのは失礼ではないか。押し売りにあった被害者みたいな顔をしているが、ご夫婦の(人を)見る目がなかったからこういう結果を迎えただけ」と皮肉った上で、

 

「お騒がせの、『ゆるふわ』総理夫人がやらかしたこの1件で、総理として、夫として謝罪は一切ないのか」と首相を追及。

 

それに対し安倍晋三首相は「妻も独立した人格として、さまざまな判断、発言をする。そんな生き方は尊重している」と返し理解を求める場面がありました。

 

 

 

森友学園問題とは?

不透明な国有地の売却問題

森友学園の問題とは、大阪府豊中市の国有地が、評価額を大幅に下回る価格で学校法人「森友学園」に売却されていたことが判明し、国会の審議でも、連日取り上げられています。

 

問題の土地というのは、国土交通省大阪航空局が管理していた8770平方メートルの土地で、近畿財務局が売却先を公募し、2016年6月に学校法人「森友学園」に小学校建設用地として1億3400万円で売却されていました。

 

しかし、不動産鑑定士の評価額は、9億5600万円だったということもわかり、理由として、地中からコンクリート片や廃材などが見つかり、その撤去費用に8億円余かかると見積もり、評価額から差し引いたということになっています。

 

ここで問題視されているのは、見積もられた費用通りに正しく撤去処分が行われたかどうかということなのですが、肝心なところがまったく不透明だということです。

 

 

学園側は新聞の取材に対し、「くいを打ち込む部分のゴミは撤去したが、それ以外は撤去していない」と説明。見積もりが大幅に過大だったことと、近畿財務局の依頼を受けた大阪航空局が、専門業者を通さずに、直接算定したことも問題とされています。

 

財務省は「適正だった」と主張していますが、算定根拠について納得のいく説明がなされていないままになっています。

 

これに対し野党は、国会でも「会計検査院は、経済性などの多角的観点から検査を実施する。との方針を示している。厳格な調査を求めたい。財務、国交両省も、経緯をきちんと説明すべきだ。と安倍首相や昭恵夫人と学園の関係を追及しています。

 

昭恵夫人は、この小学校の名誉校長に就任予定で、学園のホームページには、写真とあいさつ文が掲載されていたそうですが、国会で問題視された後に、名誉校長を辞退しています。

 

学園側が、「安倍晋三記念小学校」という名称を用いて、寄付金を集めており、これに対し安倍晋三首相は、名前を使われたことに対し、「強く抗議した」と答弁しています。また、

 

「私や妻は学校の認可や国有地払い下げに一切関与していない。関与していたら、首相も国会議員も辞める」とも言い切っています。