チャンス青木さんと浅草「漫才教会」、そのプロフィールと経歴についてまとめてみました。
知ってるようで知らない浅草を代表する協会、「漫才協会」
チャンス青木プロフィール
本名:青木博志
生年月日：1943もしくは1944年
没年数： 2016年11月28日(享年72歳)
出身：熊本県熊本市
学歴：熊本県立済々黌（せいせいこう）高等学校卒業
西南学院大学経済学部卒業
経歴
チャンス青木さんは、西南学院大学経済学部に在学中は演劇部部長として活動しており、大学卒業後はパルプ会社に勤務しています。
パルプ会社を退職した1972年に、当時独自のギャグを生み出して一世を風靡、東京を代表する漫才師として絶大な人気を誇っていた漫才コンビ「Wけんじ」の宮城けんじに弟子入りします。
そしてその6年後、
1977年に斎藤チャンスと「Wチャンス」を結成、活動場所は主に浅草松竹演芸場、浅草木馬館に出演していました。
しかし、1983年の「Wチャンス」のコンビ解消後は、浅草松竹演芸場、浅草ゴロゴロ会館等で漫談や司会を行っています。
「Wチャンス」解散後の当時、チャンス青木が「鋭才」、チャンス・コダマが「鈍才」という漫才コンビ、「鋭才・鈍才」での活動もありましたが、あまり長続きはせずコンビは程なく解散になります。
しかしチャンス青木さんは後輩の面倒見がよいこともあり、2002年には漫才協会の理事に選出、漫談で理事に選出されるのはチャンス青木さんがが最初です。
また、チャンス青木さんの活動場所は、主に演芸場であったのでメディア等への出演はほとんどありません。しかしテレビでは名前がほとんど知られていない「浅草の師匠」の代表格として、ナイツがよくトークなどでネタにしています。
また若手のネタもしっかり見ていて時にはアドバイスや指導も惜しまず行い、人望がありとても慕われていました。
2016年11月22日、東京・浅草公会堂で行われた「漫才大会」では元気な様子を見せ舞台に上がっていたそうですが、11月26日から体調を崩し、その後11月29日、都内の自宅で亡くなります。（享年72歳）
浅草「漫才協会」
浅草「漫才協会」は、1955年（昭和30年）に「漫才研究会」として設立されました。
時代的には、白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫を「三種の神器」と呼び流行語となった年でもあります今年で61年目になりますが、明石家さんま・所ジョージ・自由民主党などと同い年になります。
2005年（平成17年）に現在の「漫才協会」に名称を変更し現在に至ります。
浅草「漫才協会」の主な業務ですが、芸人さんの営業活動やマネジメントなどの業務はせず、あくまで活躍の場を提供するのがメインの役割となっています。ちなみに、「吉本興業」は芸能事務所機能も担っていますので、芸人さんの営業活動やマネジメントなども行っていますが浅草「漫才協会」は一切行いません。
メインの活動のひとつ浅草の「東洋館」で毎月１日〜１９日に「漫才大行進」という興行をレギュラーでやっており、その模様は、J:COMテレビ「漫才大行進ゲロゲーロ」という番組で毎週放送されています。
浅草「東洋館」は日中はいつもお笑いをやっていて、常に浅草「漫才協会」のイメージが強いのですが、毎月２０日〜月末に出演しているのは「東京演芸協会」や「ボーイズバラエティ協会」などの団体で、浅草「東洋館」に置いてある各団体のチラシが同じ紙質、似たデザインで間違えやすいので、自分の見たい団体をきちんと見分けるといいでしょう。
浅草「漫才協会」所属で今一番活躍しているのは「ナイツ」！
実は浅草「漫才協会」の中では若いのに、ナイツの塙さんは副会長に就任しています。
浅草「漫才協会」所属の有名漫才師としては
「整いました！」謎かけで有名になった「Wコロン」！その後、コンビ「中」が「整いませんでした！」で現在はピンで活躍している「ねづっち」、
栃木なまり漫才で有名な「U字工事」
ベテラン勢では
「ゲロゲーロ」でもおなじみ「青空球児・好児」
今年で94歳になる最高齢芸人「内海桂子」師匠
また伝説の番組「お笑いスター誕生」で活躍した
「おぼん・こぼん」・「コント 山口君と竹田君」なども所属しています。
さらには「ボキャブラ天国」で活躍した「X-GUN」も今年から漫才協会所属になっています。
「ナイツ」がよくテレビでいじっていますが、浅草「漫才協会」は、チャンス青木さんも含め、地上波では見れない超ベテラン芸人が多いことでも浅草「漫才協会」は有名です。
